ミーヒラよもやま話:こばと
ミーヒラが小学生のころ、習字教室で「書き初め」をする機会があった。
掛け軸サイズの大作で、ひらがな3文字で好きな言葉を書くという作業。
ミーヒラの友達でありライバルであった子は、早々に「りぼん」と書くことに決まったと告げてきた。
おぉ、良いとこついたな〜なんて思いながら、私はもっとイカしたやつを!と意気込んでみたものの、好きな言葉が見つからない…
そんな私を気にかけて、習字の先生(おじいちゃん)が、「先生が決めてあげましょう。」と助け舟を出してくだすった。
「お師匠さまの与えなすったお題ならばイカしたやつに違いない!」
胸ドキドキかつ鼻高々で、3文字が発言されるのを待った。
・
・
・
・
「こばと」
・
・
??
・
・
・
「こばと と書きなさい」
・
・
・
えぇぇぇぇ!?
なにそれ、こばと ってなに?
なんかよくわかんないけど、字面もあんまイケテない(゚Д゚)
・
・
・
こばと?え? もしかして 子供のハト??
・
・
えぇぇぇぇハトかぁぁぁ(゚д゚lll)
・
・
あんま可愛くないぃぃぃ(ToT)
そんな 「こばと」なんですが、その後の人生で何度かネタになっては、豊かな会話を演出してくれているおかげで、だんだんと愛着が湧いてきて、今では愛しい言葉の一つになっています。
その当時はパッとしない出来事も、先々での役割を果たすために起きていることなのかもしれない。
そんな風に思った今日この頃。
以上、ミーヒラでした☆